赤いほくろ(赤いぽつぽつ)の取り方は?原因・見分け方・レーザー治療を写真で解説
鏡を見たときに気になる、赤いぽつぽつ。痛みもかゆみもないのに、少しずつ数が増えている気がすると、「これって大丈夫?」「放っておいていいの?」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
赤いポツポツの多くは、良性の「老人性血管腫(チェリースポット)」と呼ばれるものです。しかし、赤く見えるできものには他にも種類があり、似た見た目でも対処が変わることがあります。
この記事では、赤いほくろに見える老人性血管腫の特徴や原因、見分け方、皮膚科での取り方(治療法)、治療後の経過までをお伝えします。
かゆくない赤いポツポツの正体
赤い点があると「ニキビ?」「血豆?」「ほくろ?」といろいろ想像してしまいますが、痛みやかゆみがなく、赤い点としてぽつぽつ増えていく場合、老人性血管腫の可能性が高いです。
老人性血管腫は、毛細血管が増えることで赤く見える良性のできものです。見た目が気になる方も多い一方、焦って触ったり削ったりすると、出血や炎症の原因になることがあります。
老人性血管腫(赤いほくろ)とは?特徴を写真で解説
老人性血管腫は、皮膚の中の毛細血管が増えることで赤く見える良性のできものです。赤いほくろのように見えるため混同されやすいのですが、見た目の傾向を押さえると判断のヒントになります。
ただし、写真で見て「たぶんこれ」と思っても、まったく別の病変が似た形で出ることもあります。自己判断で無理に処置をせず、気になる場合はクリニックの受診をおすすめします。
大きさ・色・形の特徴
大きさはごく小さな点状から、少し盛り上がりを感じるものまで幅があります。色は鮮やかな赤〜やや濃い赤に見えることが多く、光の当たり方や肌色によっても印象が変わります。
見た目が似ていても、表面の質感や盛り上がり方には個人差があるため、「赤い点=全部同じ」と決めつけないことが大切です。
できやすい部位
老人性血管腫は、体幹(胸・お腹・背中)に多いとされますが、顔や首など目に入りやすい部位にできて気づく方もいます。特に首やデコルテは「いつの間にか増えていた」と感じやすい場所です。
血管腫は増えるのか
老人性血管腫は、年齢とともに数が増えていくことがあります。体質の影響もあり、同じ年代でも増え方には差が出ます。
「増えてきた気がする」「数が気になってきた」という段階で相談されるケースも多いです。
似ている赤いできもの
赤い見た目の変化は血管腫以外にもあります。誤って触ったり自己処理をしたりしないためにも、「よくある似たもの」と「受診したほうがよいサイン」をお伝えします。
血管腫に似た赤いできもの
赤いできものには、ニキビの炎症が落ち着いたあとに残る赤み、虫刺されのあと、血豆のように見えるもの、皮下出血(紫斑)のように見えるものなど、さまざまなパターンがあります。
見た目が似ていても、原因はまったく違います。スキンケアで様子を見るべきものもあれば、刺激を避けて経過観察したほうがよいものもあります。「赤い点だから同じ」と考えず、気になる場合は医師の診断を受けるのが安全です。
クリニック受診の目安
赤い点が急に増える、出血しやすい、形がいびつ、色が均一でないなどの症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
また、見た目が血管腫っぽくても「最近変化が速い」「急に目立つようになった」と感じるときは、自己判断を続けないほうが安心です。
老人性血管腫ができる原因
血管腫は、明確な原因がすべて解明されているわけではありません。ただ、できやすさに関係しやすい要素はいくつか知られており、体質と生活の中の小さな刺激が重なることで目立ってくることがあります。
加齢
老人性血管腫は、加齢に伴って増える方が多いとされます。40代以降に気づくケースが多く、「年齢とともに増えてきた」という訴えにつながりやすいのが特徴です。
体質・遺伝傾向
体質によってできやすい・できにくい差があり、家族に同じような赤い点が多い方は、ご自身にも増えやすい傾向が見られることがあります。
刺激や外傷
肌への刺激や外傷がきっかけになったり、目立つように感じたりすることがあります。虫刺されやニキビ、掻いてしまうなど、日常の小さな炎症が重なると、気になる方も少なくありません。
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化と関連が示唆されることもあり、ライフステージの変化をきっかけに「増えた気がする」と感じる方もいます。
血管腫は自然に消えるのか
老人性血管腫は多くが良性で、基本的には健康上の大きな問題につながりにくい一方、自然に消えることはあまり期待できず、気づかないうちに数が増えたり盛り上がってきたりすることがあります。見た目が気になる場合は、無理にいじらずに適切な治療を受けるのが最善です。
赤いほくろ(血管腫)の取り方
血管腫の治療は、原因となる血管に働きかける必要があります。自宅ケアで無理に取ろうとすると傷や炎症の原因になりやすいため、治療は医療機関で「適した方法」を選ぶのが大切です。
「赤い点を削る」「針で取る」などの自己処理は、出血や跡の原因になりやすくおすすめできません。まずは治療の選択肢を知り、どの方法が合うかを医師と相談して決めていきましょう。
レーザー治療
老人性血管腫の治療として代表的なのがレーザーです。赤い色に反応し、血管に作用するレーザーを用いて、血管腫の赤みを目立ちにくくしていきます。
ただし、病変の大きさや深さ、部位によって反応が異なるため、1回で変化が分かりやすい場合もあれば、複数回の照射が必要になるケースもあります。
治療回数の目安(1回で反応する場合〜2〜3回必要な場合)
小さなものは1回で変化が見られることもありますが、状態によっては2〜3回ほど治療を重ねたほうが整いやすいこともあります。ここは「必ず何回」と言い切れるものではなく、治療後の反応を見ながら判断されます。
【写真で解説】レーザー後の経過とダウンタイム
治療後は、赤い点が一時的に黒っぽく見えるなど、見た目が変化することがあります。経過は個人差があるため、目安を知ったうえで、摩擦や紫外線など“悪化させやすい刺激”を避けるようにしてください。
治療直後〜数日後の経過:見た目の変化(黒っぽくなる・薄くなるなど)
照射後は、赤みが一時的に濃く見えたり、黒っぽい点のように見えたりすることがあります。これは治療反応として起こりうる変化で、時間とともに落ち着いていくことがほとんどです。
痛み・テープ保護の有無
痛みの感じ方には個人差がありますが、照射中にパチッとした刺激を感じることがあります。治療後は軟膏を塗って帰宅していただくことが一般的です。
なお、治療部位の状態によっては、当日〜数日間だけ保護テープをすすめるケースもあります。一方で、テープを必須としない方針の施設もあります。ご自宅でのケアはクリニックの指示に従い、共通して言える注意点として「強い摩擦」と「紫外線」は避けるようにしてください。
血管腫は予防できる?
血管腫は「これをすれば完全に防げる」という方法は現在はありません。ただ、できやすい体質の方ほど、肌への刺激を減らすことで“増え方をゆるやかにする”意識は持てます。日常でできる範囲の工夫をまとめます。
ニキビ・虫刺され・小さな傷をできるだけ増やさない
虫刺されやニキビ、掻きこわしは、肌に小さな炎症を残しやすい要因です。できるだけ早めにケアし、触りすぎないことが結果的に刺激を減らすことにつながります。
摩擦・刺激を減らす
首元の衣類やアクセサリー、洗い方のクセなど、日常の摩擦は積み重なりやすい刺激です。こすらない洗い方や、肌当たりのよい素材を意識するだけでも、刺激を減らしやすくなります。
よくある質問
Q. 赤いほくろ(老人性血管腫)は自然に消えますか?
自然に消えることはあまり期待できません。気づかないうちに数が増えることもあるため、見た目が気になる場合は医療機関で治療の可否を相談すると安心です。
Q. レーザーは痛いですか?麻酔は必要ですか?
パチッとした刺激を感じる方もいますが、一般的には麻酔なしで受けられる範囲の痛みとされます。ただし、部位や大きさ、数、痛みに敏感かどうかで感じ方は変わるため、不安が強い場合は事前に相談すると安心です。※痛みの感じ方には個人差があります。
Q. 治療後はテープが必要?
テープ保護の要否は、治療方法や部位、照射後の状態によって変わります。テープを不要とする場合でも、治療部位に強い摩擦をかけないこと、紫外線を避けることは共通して重要です。
Q. 何回で取れますか?増えたり再発したりしますか?
小さなものは1回で反応することもありますが、状態によっては複数回必要になる場合があります。また、治療した部位が落ち着いても、体質や年齢の影響で別の場所に新しくできることはあり得ます。
Q. 3回治療しても残るときはどう考えればいいですか?
レーザーを複数回行っても変化が乏しい場合は、診断の再確認や、別の治療選択肢を検討します。赤く見えるできものが混在していたり、同じ血管腫でも反応の出方に差があったりするため、状態に合わせて方針を見直すことが大切です。

