首イボのできる原因は?皮膚科で取る3つの除去方法

首イボ

首元にいつの間にか増えてくる小さな「ポツポツ」。痛みはないのに見た目が気になったり、衣類やネックレスが引っかかったりして、相談に来られる方が多い症状です。

ただし、首のポツポツはすべて同じ原因とは限りません。似た見た目でも、正体によって適した治療が変わるため、自己判断でのケアや処置は避けることが大切です。

ここでは、首イボができる代表的な種類と原因、そして皮膚科で行う主な除去方法(3つ)について解説します。

1. 首イボのできる種類と原因

1.1 首にできるイボの種類

首にできるイボ(ポツポツ)には、大きくわけて3つのタイプがあります。

1つ目はスキンタッグ・軟性線維腫(アクロコルドン)、2つ目は脂漏性角化症(老人性イボ)、3つ目はウイルス性のイボ(尋常性疣贅)です。

皮膚科医として多くの症例を診察する中での実感として、首にできるポツポツの多くは、スキンタッグ・軟性線維腫(アクロコルドン)と呼ばれる良性のできものが占めます。次いで多いのが脂漏性角化症(老人性イボ)で、まれにウイルス性のイボ(尋常性疣贅)が混ざることがあります。

※割合には個人差・地域差があります。見た目が似ていても診察で判別が必要なため、「首のポツポツ=同じ種類」と決めつけないことが重要です。

2. それぞれのイボができる原因と予防法

2.1 スキンタッグ・軟性線維腫(アクロコルドン) : 多くを占めるタイプ

軟性線維腫(アクロコルドン)の画像 軟性線維腫(アクロコルドン) スキンタッグの画像 スキンタッグ

軟性線維腫(アクロコルドン)やスキンタッグは、首や脇など摩擦が起きやすい部位にできやすい、良性の皮膚腫瘍(できもの)です。原因はひとつに断定できませんが、主に次の2つが関係すると考えられています。

・体質(遺伝的なできやすさ)
・日常の刺激(摩擦など)の積み重なり

ご両親や祖父母など、身近なご家族に首のポツポツが多い方がいる場合、首イボができやすい体質を受け継いでいる可能性があります。

また、体質が強くない方でも、ネックレスや襟の擦れ、体を洗うときのこすり洗いなど、日常の刺激が重なることで、首にポツポツが出てくることがあります。

予防としては、首元を強くこすらない衣類やアクセサリーの摩擦を減らすといった「刺激を抑える工夫」が基本です。体質的にできやすい方も、刺激を減らすことで増え方が落ち着くケースがあります。

※本文中の「予防可能」は、完全にゼロにできるという意味ではなく、刺激を減らすことで増え方を抑える可能性がある、というニュアンスで受け取っていただくと安全です。

2.2 脂漏性角化症(老人性イボ) : 加齢とともに増えやすい

老人性イボ

脂漏性角化症(老人性イボ)は、年齢とともに増えやすい良性のできものです。体質的な要素に加え、紫外線や摩擦などの刺激が重なることで目立ちやすくなることがあります。

首だけでなく、顔や体にも出やすいタイプのため、首のポツポツの中に混ざっていることもあります。

2.3 ウイルス性のイボ(尋常性疣贅) : まれに首にも

ウイルス性のイボ

首のポツポツの中には、少数ですがウイルス性のイボ(尋常性疣贅)が含まれることがあります。手の指や足の裏にできやすい一方で、首に見られるケースもあります。

ウイルス性のイボは、皮膚に小さな傷があるときに感染し、増えることがあります。ご自身の手指にウイルス性のイボがある場合や、他者との接触などをきっかけに、首や顔の皮膚にうつる可能性がゼロではありません。

※ウイルスの型の記載は、部位や症状により想定が変わるため、記事内では「ヒトパピローマウイルス(HPV)など」といった表現に留め、最終的には診察で判断する前提にしておくと安全です。

3. 首イボの3つの治療方法!皮膚科で受診してイボを除去

首のポツポツを治療する方法は、原因や大きさ・数・仕上がりの希望によって変わります。皮膚科では主に、次の3つの方法が選択肢になります。

3.1 液体窒素による冷凍凝固術(保険治療)

液体窒素による治療

まずは保険診療で行えることが多い、液体窒素による冷凍凝固術です。

液体窒素療法は、超低温の液体窒素(-196℃)で患部を凍結させ、反応を起こした組織が剥がれ落ちることを利用した治療です。一般的な皮膚科でも行われています。

一方で、首は皮膚が薄く摩擦も起きやすいため、治療後に炎症後色素沈着(茶色い跡)が残ることがあります。個数が多い場合は、複数回の通院が必要になるケースもあります。

液体窒素によるイボ治療で色素沈着が出た例 液体窒素による色素沈着

「きれいにしたくて治療したのに、跡が気になる」というご相談も少なくありません。治療選択の際は、費用だけでなく、部位特性や経過の見込みも含めて検討することが大切です。
※反応や経過には個人差があります。

3.2 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)(自費治療)

炭酸ガスレーザーによる首イボ治療

続いては炭酸ガスレーザーによる治療です。イボにレーザーを照射し、盛り上がった部分を削るように除去します。

炭酸ガスレーザーは、やや大きめのイボや、脂漏性角化症(老人性イボ)に適していることが多い方法です。とくに2mmを超える病変では、スキャニング照射が可能な機器が有利になる場面があります。

ただし、個数が多い場合は費用が高くなりやすく、深く削る必要があるケースでは、体質によっては赤みや跡が長引くこともあります。治療の適応は診察で確認するのが安心です。

当院でも、顔にできた数個のイボなど、病変のタイプによって炭酸ガスレーザー治療をご案内しています。

3.3 mikoメソッド(コールドメス法)(自費治療)

首のポツポツは、2mm以下の小さなものが多数というケースが少なくありません。そうした小さな首イボを「できるだけ少ない回数で」「仕上がりにも配慮しながら」治療するために、当院ではmikoメソッド(コールドメス法)を行っています。

・治療回数の負担を減らす
・傷や色素沈着のリスクに配慮する
・小さなイボも確実に除去する

mikoメソッドは、元になる治療法をベースに、首の小さなイボに合わせて工夫を重ねた方法です。個数が多い場合でも短時間で処置でき、液体窒素のように何度も通院する必要がないケースが多いのが特徴です。
※治療回数や適応は、イボの種類・大きさ・体質により異なります。

・1mm程度の小さなイボにも対応できる工夫
・治療機器・器具へのこだわり
・特別調合の麻酔クリーム
・治療後のケアサポート

詳しい内容は、実際の診察で状態を確認しながらご説明しています。まずは相談だけでも可能ですので、気負わずにご来院ください。

mikoメソッドとは

首イボ治療にmikoメソッド

4. 首イボ治療の症例、治療例

首イボ治療の症例写真の一例です。オレンジ色の部分は、治療のためにマーキングした箇所を示しています。

首イボの症例写真 首イボの症例写真 首イボの症例写真 首イボの症例写真

当院では、コールドメス法(mikoメソッド)により、1回の治療で多数の首イボ除去が可能となる場合があります。
※状態や個数、混在している病変の種類によっては、治療方法をご相談のうえ決定します。

5. 首イボ治療の価格

5.1 コールドメス法(mikoメソッド)金額

「mikoメソッド」の治療費用
イボ1個あたり ¥1,740
イボ50個まで ¥ 36,000(20個以上の治療はこちらがお得)
イボ51個目~ ¥600 (1個につき )
[ mikoメソッドの治療費用例 ]
・首イボ1個あたり:1,740円
・首イボ50個まで:36,000円:20個以上とる場合はお得
・首イボ51個目から1つあたり:600円
・麻酔クリーム(1エリア:手のひら大):1,950円
・初診料:3,300円
・薬代:600円程度
「初診、50個の首イボ除去」のケース
50個まで36,000円+初診料3300円+麻酔1エリア1,950円+薬代600円=41,850円

5.2 炭酸ガスレーザー治療の金額

直径2mm未満 3個¥5,500
直径5mm未満 ¥5,500
直径10mm未満 ¥11,000
直径15mm未満 ¥16,500
直径20mm未満 ¥22,000

※20mm以上は、長径のmmサイズ×1,100円、目元のイボは2mm未満でも1個あたり5,500円となります。
※イボレーザー治療の料金が総額11万円を超えた場合、以降のイボレーザー治療は30%OFFとなります。
※30%OFFは最初の治療から半年間有効、麻酔代、軟膏代、テープ代、診察料等は含みません。
※2mm未満3個セット料金は治療総額に含まれますが、割引の対象外です。
※当院ではイボ5個までの治療では麻酔注射を、6個以上の治療は麻酔クリームを使用しております(麻酔の金額は下部参照)
※予約状況によっては、治療個数を制限させていただくことがございます。

6. 首イボの治療はFLALUクリニックへ

「どの治療が合うかわからない」「小さすぎて断られた」「治療すると跡が心配」など、首イボ治療には不安がつきものです。当院では、首のポツポツが何のタイプかを見極めたうえで、状態とご希望に合わせた方法をご提案します。

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7. 首イボに関するよくある質問

Q.首イボは市販薬で治りますか?

首のポツポツの多くは「古い角質」ではなく、良性のできもの(皮膚腫瘍)です。そのため、市販の角質ケアや保湿だけで“除去”するのは難しいケースがほとんどです。

また、刺激の強いケアを続けると赤みや色素沈着につながることもあります。まずは診察で正体を確認し、必要に応じて適した治療を検討することをおすすめします。

Q.ヨクイニンで首イボはとれますか?

ヨクイニンは、ウイルス性のイボに用いられることがある成分です。ただし首のポツポツの多くはウイルス性ではないため、ヨクイニンだけで改善を期待するのは現実的ではありません。

「どのタイプのイボか」によって対応が変わるため、自己判断で続ける前に診察で確認することが大切です。

Q.首イボは何回の治療で除去できますか?

治療方法とイボの種類・個数によって異なります。保険治療(液体窒素)の場合は複数回の通院が必要になることがあります。

一方、当院のコールドメス法(mikoメソッド)は、状態によっては1回で治療が完了するケースも多く、通院回数の負担を減らしやすいのが特徴です。
※効果・回数には個人差があります。

Q.老人性イボも治療できますか?

可能です。大きさや形状によりますが、当院では炭酸ガスレーザーによる治療をご案内することが多いです。

首イボ治療の流れ